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最後の150に減速するタイミングがちょっとわかりづらいので注意 (2019-08-07 18 00 49) 左右FAで減速と見せかけてその手前の回転配置から減速 (2019-08-07 23 34 36)
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NativeGold - 自然金 制作物 Goldingot
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レコラヴ Blue Ocean/Gold Beach 【れこらう゛ ぶるーおーしゃん/ごーるどびーち】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション・ヴィータ 発売元 角川ゲームス 開発元 ディンゴ 発売日 2016年10月20日 定価 パッケージ版 各6,980円ダウンロード版 各6,463円(各税別) レーティング CERO D(17歳以上対象) 判定 なし ポイント TLSからの通算20周年記念作品初のバージョン分割商法個性的なキャラの評価と動画・写真撮影SLGとしての完成度は高いが…フルプライスに見合わない単品のボリュームと高額DLCある意味Vitaの限界 エンターブレイン恋愛シミュレーションシリーズ 概要 ストーリー ゲーム概要 評価点 高品質なグラフィック 個性的な登場人物 写真・動画撮影SLGとして、高い自由度と完成度 前作からのシステム変更などによる、より親切な設計 音楽面 賛否両論点 問題点 バージョン分割に伴う弊害 高額かつ、数の多いDLC 動画の編集・共有について その他の問題 総評 余談 発売後のプロモーション展開など 概要 『トゥルー・ラブストーリー』シリーズの系譜を受け継ぐエンターブレイン恋愛シミュレーションシリーズの一作。 前作に当たる『フォトカノ』(以下、「前作」と表記)と同じくディンゴが開発を担当し、グラフィックはやはり全編3DCG。 「恋を描いて 20th Anniversary」と称し、TLSシリーズからの通算20周年記念作品としての側面も持つ。 写真撮影を題材とした前作から発展し、本作は「ヒロインの動画を撮影する」ことを目的に据えた内容とされており、 またエンターブレインの恋愛シミュレーションシリーズとしては初のバージョン分割商法を採用したことでも一部で話題となった。 当初は8月発売予定だったが、延期の末10月に発売。お詫びとしてフリーレコセッション用衣装が追加でDLC配信された。 ストーリー 『レコラヴ』は「動画」をテーマにした恋愛シミュレーションです。 あなたは初等部から高等部までの一貫教育校である、 光海(みつみ)学園に通う、高校2年生。 毎年、夏休みの期間+αの2ヶ月に渡って行われる 勉強と運動の強化合宿「ミツミキャンプ」に通い、 最終日の光海祭において、意中の女の子の動画を展示。 告白を成功させることが目的です。 恋愛対象は、小5から高3までの個性豊かな6人の女の子たち。 親密になって、ドキドキの動画を録画しよう! (公式サイトより引用) ゲーム概要 ゲームが始まると主人公の名前(デフォルト名は「伊織一志」)と性格を設定することになる。 性格はイベントには関与しないが、会話のシステムで選べる話題に関わってくる。 選んだバージョンによって主人公の所属する部活が異なり、ストーリーもそれに応じて変化する。 前作でいうところの「フォト部」「写真部」の選択を、本作ではバージョンごとに分けている、と言えばわかりやすいと思われる。 Blue Ocean(以下「BO版」)ではCムービー部(キュート-)に所属。部長は生徒会長であり攻略対象ヒロインの一人、御前渚紗。 前作のフォト部に相当し、同じく多少のエロ展開を見せつつも、基本はヒロインの内面に踏み込んだ純愛もののストーリーとなる。 Gold Beach(以下「GB版」)ではE動画部(いーどうがぶ)に所属。部長は堂下聖夜。 前作の写真部に相当、ギャグ要素が強いコメディ的なストーリーがメイン。 ヒロインは両バージョンとも、全6名+DLCで追加4名の合計10名。 BO版ではクラスメイトの相良美宇、GB版ではフィンランド留学生のマリアーナ・プリンシラがメインヒロインとされている。 1日の流れは起床→登校(ヒロインとのエンカウント)→学校生活(行動選択)→夜(日数進行・好感度チェック・イベント発生) 学校での行動時間は休み時間1・昼休み・休み時間2・放課後となっている。 登校時、ランダムでヒロインとエンカウントすることがあり、好感度が上がる。 前作と同じく、ランダムエンカウントを採用。 時間をスキップすることも可能な他、時間割を確認することである程度ヒロインの登場しやすい場所の目星をつけられる。 後述の「ラヴハック」を使用して、選んだヒロインと確実にエンカウント可能。 部室ではエンカウントが発生しない代わりに、勉強またはトレーニングが可能。詳細は後述。 動画撮影ポイントによるスキル獲得イベントやストーリーイベントなどによっては、部室で勉強などができない場合もある。 本作ではシリーズの定番であった「下校デート」が廃止された。 代わりに、放課後では学校だけでなく街に移動することができ、ここではフリーイベントのように好感度が上昇するイベントが発生する。 ヒロインとエンカウントすると、会話をするか動画を見せるか選択でき、会話することができれば「バウンドアップ会話」が開始。 エアホッケーをモチーフにした盤面が表示され、画面タッチで黄色いパックを操作して?マークのパックにぶつける。ぶつけた?マークの色に応じて、選択できる話題のスタック(公式ページ表記より)が変化する。 青の?を一つ獲得すれば青の話題のスタック1「季節・天気」が選べるようになり、ピンクを二つ獲得すればピンクのスタック2「エッチ」の話題が選べるようになる、という具合。 話題を振ってヒロインと会話し、テンションゲージを上げていく。最大5回まで会話可能。 テンションゲージが一定以上で「REC」を選べば、ヒロインに動画撮影をお願いできる。 基本的に目的は動画を撮影することであるが、5回全部を会話だけで使い切ることも出来、途中で会話を打ち切ることもできる。 テンションゲージは3段階に分かれており、段階に応じたスタックの会話を選ばなければテンションを上げにくい(動画撮影を頼みにくい)仕様になっている。 スタックの数字より少ない数字の話題を選ぶことはできない(ピンク3つ獲得していればスタック3「恋愛」しか選べず、一度選ぶまで1の「ほめる」や2の「エッチ」を選ぶことはてきない)ため、テンションに合わせてどの色をどれだけ獲得するのが効率がよいか、という戦略も生まれる。 うまく操作すれば同じ話題を何度も振ることも可能(2回連続で勉強の話をしたり、3連続でエッチな話題を振るなど)だが、同じ話題を繰り返しすぎるとテンションを下げてしまうことがある。 会話に成功するたびに好感度ゲージも上昇する。最大に達すればストーリーイベントのフラグが立つ。 好感度ゲージと別に、左側に3色のジュエル(青=ナカヨシ、赤=ヒタムキ、黄色=ラッキー)が表示され、選んだ話題に応じて溜まっていく。 それぞれが最大値に達することで、フリーイベントのフラグが成立。 右上にはドキドキハートゲージが表示され、恥ずかしい話題を選ぶと上昇、最大になると相手が緊張し過ぎて会話が強制終了する。ハートゲージの最大は隠し要素や動画を見せることで上昇する。 前述した通り、フラグを立てることでイベントが発生。 ジュエルが溜まると行動選択時に「?」の吹き出しを浮かべるキャラが登場、その場所を選ぶとフリーイベントが発生する。 基本的に好感度が上昇、最大に達していないジュエルに一つ追加される。ただし、ヒロインがこちらに気づいていない場合など、どちらも上昇しない場合もある(特に「ラッキー」の場合は多い)。 好感度のポイントが最大の状態だと、ハートの吹き出しを浮かべたキャラが行動時に登場、その場所を選ぶとストーリーイベントが発生(キャラによっては登校時に発生)してストーリーが進む。 この時好感度のゲージが一旦リセットされ、ゲージのハートマークが裏返って変化する演出が入る。再び最大まで上げてストーリーイベントを見れば夜に恋愛レベルが上昇する。 共通して恋愛レベル5の2度目のストーリーイベント後に日曜デートに誘うことになるので、最低一週は日曜をあける必要あり。 恋愛レベルの最大は7(6の状態で2度目のストーリーイベントを見ると学園祭に誘える)。 好感度レベルの後半段階(ゲージリセット後)では、放課後の街でも吹き出しを浮かべたヒロインのアイコンが登場し、フリーイベントと同様のイベントが発生。 自室では「寝る」を選べば翌日に時間が移行するが、浴場広間に移動することでヒロインとエンカウントするイベントがランダムに発生。 ヒロインの部屋着姿を眺めるイベントがほとんどだが、好感度レベルによってはヒロインとホッケー勝負したりヒロインの部屋にお邪魔するイベントが起こることも。 まれにサポートキャラ(BO版は妹の真奈、GB版は姉の結菜)がいて、エンジェルパワー一つを獲得できるが強制的に好感度チェックさせられたりもする。 日付をまたぐことで、エンジェルパワー(ラヴハックに使うポイント)がストックされる。初期状態は3つまでだが、スキル獲得で最大5つストック可能。 行動時に△ボタンでこれを使うことで、確実にヒロインとエンカウントできる。消費量によって内容は変わり、1つだとヒロインはシャッフルで選ぶことになるが、2つ使うと自分の意思で選べ、好感度の調整や服装の変化などの特殊効果も追加される。3つなら特殊効果も任意選択可能になる。 毎週末、土曜日に定期テストが行われる(奇数週は学力、偶数週はスポーツ)。 この定期テストで好成績を収めれば、その時点で一番好感度の高いヒロインが褒めてくれ好感度も上がるが、一方で成績が悪いと補習を受けることになり、翌週月曜から3日間放課後の行動ができなくなる。 部室での勉強やトレーニングをこまめに行うことで、成績を上げることができるので、隙を見てこまめに部室に通って補習を回避することになる。 行動可能日数は表示上は56日だが、土曜は定期テストが行われ、日曜はイベントだけなので実質的に行動可能なのは40日。 セーブ・ロードは行動選択時ならばいつでも可能。ランダムエンカウントで目的のヒロインと遭遇しなかったらロードして移動場所選択からもう一度、ということも可能である。 行動選択可能な時と自室であれば、いつでもスマートフォンを起動して好感度をチェックすることができる。 左上のカレンダーをタッチすれば、一気に週末まで時間をスキップできる。また好感度最大のヒロインが一人でもいれば、一気に最終日までスキップ可能。 最終的に好感度最大のヒロインが一人でもいれば、光海祭でヒロインに動画を見せ、告白することになってエンディング。一人もいない場合は、BO版では寮の管理人である阿武壬たまが、GB版では堂下が主人公を慰めるバッドエンド。 好感度最大が二人以上の時は誰か一人選ぶことになるが、選ばれなかったヒロインは主人公に辛辣な言葉をかけて去っていき、エンディング後の後日談も存在しない。 エンディングを見たヒロインは、フリーレコセッションでの被写体として選べるようになる。 本作の肝と言うべきシステム「レコセッション」 まずヒロインにポーズをとらせ、それに対して主人公が移動。場所とアングルを決めた後Lボタンを押してカメラモードに切り替える。その後細かい調整をしてから、○ボタンで録画開始。一度につき最大で30秒まで録画可能。 本編では好感度レベルに応じて撮影可能なポーズが増えていくが、フリーレコセッションでは最初から全種類選択可能。フリーレコセッションではアクションシーンも撮影可能。 ヒロインには目線や顔の向き、表情の指定なども行える。 撮影した動画には、開始時にヒロインが画面内に入っているかどうか、録画時間、ヒロインの仕草などに応じてポイントが付く(ストーリーでは最大1000だが、フリーレコセッションではそれ以上のポイントを獲得可能)。 出だしでヒロインが映っていないと高得点を得にくい仕様となっているが、ポイントを考慮しなければヒロインが入らない構図から始めるのも自由。 動画内容で「Cute」「Eros」の二つに分類される。ヒロインの服装や、恥ずかしがっているかどうかなどが基準。 それぞれのポイント累計が一定以上で、部長からご褒美としてカメラの機能拡張や会話の補助などの隠し要素を解放してもらえる。 本編では各場所に(一か所につき4つ)ゲーム内キャラクター「プリベア」のダックバージョンが置かれており、これを撮影することで隠し要素が解放される。 カメラの操作はゲーム中のタッチパネルとボタン操作による「ファインダーモード」と、ジャイロセンサーを用いた「ジャイロモード」に切り替えることが可能。 ジャイロモードを使えばカメラのバンク(傾き)やアングル変更などを直感的に行え、本物のカメラを構えているような感覚で撮影可能。手ぶれ補正などの機能も用意されている。 カメラ操作中であればRボタンを押すことにより、スクリーンショットの撮影も可能。疑似的に前作同様の写真撮影もできる。 本編では部長から指示されたお題に応じた動画を撮影する「部活ミッション」が用意されている。クリアしなくても本編には支障はないが、フリーレコセッションの衣装などが追加される。 フリーレコセッションでも、特定のお題に応じた動画を撮影することにより、アクションシーンの追加や衣装の追加などが行われる。 当初は一度録画開始したら時間経過か○ボタンで録画を終了するしかできなかったが、アップデートで録画の一時停止と再度録画開始が出来るようになった。 これにより、複数の動画を編集でつなげなくても、ゲームだけでアクションシーンのシーンチェンジを行えるようになった。 前作のラブラブフォトセッション(特定操作で、撮影中のヒロインにキスできる)が、アップデートで「Kissパッチ」として追加。 若干コツがいるが、ヒロインをさらに間近で感じられるように。 撮影した動画は、MP4形式で出力することが可能。 Vita内の動画フォルダに保存され、PC等を介して保存・編集等が可能である。twitterやYouTube、ニコニコ動画などの共有サービスにも投稿可能。 評価点 高品質なグラフィック 前作同様、人物モデルは非常に出来が良く、キャラクターデザイン・ヤマザキマサハル氏の画風の再現度が非常に高い。 輪郭線が曖昧で写実的な印象が強い前作と比較して、輪郭のくっきりしたアニメ調に近づいている印象だが、キービジュアルのそのままに動いていると思わせるほどに出来が良い。 前作と違い、口の内部なども作りこまれ歯を見せる笑顔の表情が描写されるようになった。 ヒロインの一人・鳴瀬まひろの公式イラストで見せている表情がゲーム内でも再現可能。 背景小物も、手がほとんどPSP版から入っていなかった前作と違い、綺麗に作りこまれて人物との違和感が薄れている。 ヒロインの体型や下着を含めた衣装もきっちり作りこまれている。 中でも反町莉子のたるんだお腹の作り込みは、非常にマニアックで特筆もの。必見。 下着についてはヒロインごとのみならず、衣装やバージョンによっても異なるという芸の細かさである。 フリーレコセッションでは肌の濡れを特殊設定で選択できるなど、ビジュアル面の作り込みが非常に細かい。 個性的な登場人物 デザイン面はTLSシリーズの伝統を受け継ぎつつも、ヒロインは前作同様のどこか変わった面々がそろう。 BO版メインヒロインである相良美宇は、完全に役柄になり切り、髪型やアクセサリで性格まで変わる。 GB版メインヒロインのマリアーナ・プリンシラは物凄いボリュームの胸の金髪碧眼外国人と、見た目からして印象が強いが、ある秘密を抱えている。 主人公の姉・結菜とは親友で、その繋がりから主人公を「ベリィ君」という通称で呼ぶ(*1)。 反町莉子は主人公の中学時代からの付き合いで、成績は優秀だが運動は苦手。関西出身で怒ると関西弁が出るなどのコテコテの設定もあるが、前述したモデルの作り込みなどもあって話題に事欠かない。 Cムービー部部長で生徒会長でもある御前渚紗は、一見お嬢様だがその一方で「キュートな女の子を撮りたい」を理由に部を立ち上げ、その関連でいろいろと踏み外しかけた言動が多いという曲者。 BO版プロローグで平然と「男は撮る気はない」と言い出し、その後主人公が選択肢で「エッチな動画を撮る」と言いだしても「やりすぎなければいいんじゃない?」と返したりする。おいおい……。 鳴瀬まひろは、最初から主人公に好意を抱いている幼馴染。主人公とは別の学校で、主人公に会うためにミツミキャンプに参加している。またこの関係で主人公を「ナツにい」という通称で呼ぶ。 彼女は中学三年生である。エンターブレインのシリーズとしては、中学生の攻略対象は『トゥルーラブストーリー3』以来となるのだが、本作にはそれ以上のインパクトを誇るヒロインがいるためあまりその方面で話題に上らない。 妃月凛世は、家庭の事情から笑顔を見せず、冷たく擦れた感じの大人びた性格の少女、なのだが…なんと、初等部の5年生、まさかの女子小学生である。 小学生のサブキャラクターは過去にも存在したが、攻略対象となったのは本作が初。主人公との年齢差が危ない。実際、劇中でもその危なさを度々ネタにされる始末である。 そんなヒロインたちの抱えている問題や秘密に向き合っていくシナリオの内容も、おおむね好評。 BO版では隠し通している真実が、GB版では逆に大っぴらになる方向で展開されたり、GB版では事故から妙な交流を始めることになる主人公がBO版では真剣に事情を考えて向き合ったりと、同じヒロインでもバージョンによって全く違う展開が用意される。 放課後の街のエンカウントイベントでは、好感度などに応じて同じイベントでも会話の内容が変化するなど、細かいテキストの作り込みも秀逸。 ヒロイン以外のサブキャラも個性的。 サポート役の妹・真奈は中二病だがプログラミング技術が優れており、主人公の好感度チェックアプリを開発している。 姉の結菜はモデルとして活躍(*2)しており、マリアーナとは仲が良い一方、渚紗とは対立している。 Cムービー部の藍田美由璃は、生徒会書記として渚紗をサポートする立場であり、渚紗のシナリオでも出番が多い。DLCで攻略対象となっている。 E動画部のキャラは、名前こそ違うものの、性格や容姿はどう見ても前作の写真部そのまんま(声優まで同一)。 しかし服装だけでなく細かい装飾なども含めて本作用にモデルを作りなおされており、決して手を抜いていない。 紅一点・内魔悠子は神社の巫女であり心霊動画を撮影してしまう(と主張して神社の宣伝をしたりする)という設定で、オカルト色が強いキャラになっている。こちらもDLCで攻略対象。 そんなE動画部を束ねる堂下は、前作の同様の立場である九堂が変態ながらシリアスな芸術家肌だったのに対し、金髪メッシュの髪に着崩した服と、ノリの軽いチャラ男タイプの美男子。 先生の五十嵐心美は、劇中でも度々ネタにされるロリ体型。怪しげな英語交じりの口調が癖になるというファンも。 もちろん主人公以外フルボイスで、声優も豪華。 攻略対象ヒロインは東山奈央、嶋村侑、植田佳奈、M・A・O、内田真礼、石川由依と、いずれも発売時点のアニメやゲームで主役級の人物を演じている新人~中堅で固められている。 サブキャラも真奈の井口裕香、結菜の加隈亜衣、美由璃の諏訪彩花、心美の小見川千明と、DLCで攻略可能となることを見越しているにせよ同様の配役。 内魔は前作の写真部の相当人物と同じく高垣彩陽が担当。 堂下を演じるのは、2010年代以降アニメの主演やレギュラー出演が増加している櫻井孝宏。チャラチャラした軽快な口調で演じる氏の怪演ぶりは強烈。 なお、この配役とそのデザインが原因かは定かではないが、堂下の設定が発表された当初は彼を主人公と誤認した人もいたりした。 写真・動画撮影SLGとして、高い自由度と完成度 前作の「フォトセッション」から発展した「レコセッション」だが、前作以上の作り込みにより前作同様の写真撮影も本作の売りの動画撮影も楽しく行える。 撮影可能なポーズは4つのジャンル(フレッシュ、カジュアル、ラヴリー、セクシー)に4種類(スタンド、チェア、ウォール、ベッド)で16種、それをほとんどの場所で4か所選択可能と、これだけでも前作以上の種類。 PVでも紹介されている通り、ポーズはバージョンでも違うものになっている。細かな違いだが、同じヒロインでもBO版のフレッシュスタンドとGB版フレッシュスタンドは確かに違うポーズである。 ジャイロセンサーを用いた撮影は、既に述べた通り本物のカメラを扱うような臨場感。 前作同様、スタンドライト/ハンディライトやカラーレンズ、被写界深度もしっかり対応している。 前作では大まかな段階での変更しかできず、また実際はパースが機能せず、死に機能に近かった広角・望遠レンズが、本作では細かく調整可能になったうえきちんとパースの歪みなどが反映されるようになった。 フリーレコセッションではヒロインにモデルポーズやダンスなどのアクションをとらせることも可能。静止ポーズ以外にも、様々なポーズを撮影できる。 腕立て伏せなどのスポーツ系統ポーズだけでなく、ソファに座って跳ねたりシャワーを浴びるなど場所が強制的に変化するシチュエーション再現系まである。 水着だろうが制服だろうが、衣装に関係なくシャワーを浴びせたり入浴させることができる。 ヒロインに着せられる衣装も種類が豊富。 部屋着や私服は、これまたバージョンによって違うものが用意されている。 体操服や部活衣装などのおなじみのものから、劇中劇のコスプレ衣装、様々なカラーリングのビキニ水着&スクール水着、どう見ても下着な「白水着」と上だけ部屋着で下半身はその白水着な「部屋水着」なる謎の服までさまざま。 髪型や服装は、ヒロインによっては各バージョン専用のものもいくつかある。 アクセサリも、頭に巻くタオル、うさ耳や犬耳、サングラスなど豊富。 ヒロインの日焼けの設定も4段階に変化可能で、前作よりも日焼けの色はわかりやすくなっており、さらに肌の濡れた質感まで表現可能。肌だけでなく服も濡れ、一部は際どいことに。 DLCの購入などで、さらに追加も可能であるが…。 前作からのシステム変更などによる、より親切な設計 全体的なテンポの向上。 ロード時間は前作と比べて非常に短い。レコセッションの前には読み込みが入るが、ほとんどのシーンでロードを感じさせない。 前作のバイオリズムマッチング会話は話題選択に時間経過でのタイミングを計る必要があったため会話に煩わしい部分があったが、本作では時間に話題選択が影響されることがなくなり、スムーズに進むように。 下校デート(下校時エンカウント)が無くなり、登校時のエンカウントも一回に制限されたので、ランダムエンカウントによる進行の阻害も若干改善された。 一週間を丸ごとスキップできる仕様が追加されたため、週の初めに日曜デートのフラグを立てたときでも時間消化が面倒でなくなった。 イベントのフラグ立てが分かりやすくなったことにより、イベント回収の煩雑さは大幅に解消。 一人のヒロインに集中すれば、一周で全イベントを回収することも可能である。 音楽面 シリーズ伝統の岩垂徳行氏による作曲は、相変わらず高評価。 落ち着いた曲調が多めの印象だった前作と比較すると、本作では爽やかな曲が多めに作られている。 固有BGMは明るく弾むような美宇の曲や優雅な渚紗の曲、ホラーな雰囲気の内魔など、いずれもキャラクターに似合った内容。 レコセッションでは選んだポーズのジャンルにより、BGMが変化。これもまた多彩。 最後の一週間になると行動時は切ない曲になるなど、BGMの変化の演出は有効に使われている。 エンディングテーマには各ヒロインの声優が歌うキャラクターソングが用いられる。 1コーラスだけだが、各ヒロインの固有BGMアレンジに歌詞を載せた曲。 1コーラス後は共通のエンディングテーマ「レコードメモリー」となるが、これも歌詞は同じながら各ヒロインの声優が歌うものになっている。 賛否両論点 高い撮影の自由度 どんな映像を撮るかは完全にプレイヤーの裁量であり義務付けられたりはしないのだが、プレイ次第では倫理的に危ない写真も取れなくはない。 被写体になる人間も了承していることが大半なので、主人公のしていることは決して盗撮などの性犯罪には位置づけられないだろうが、水着姿の女の子にポーズを取らせるといった流れは未成年もプレイできるゲームとしてはかなりきわどいところ。 イベントの中にはフェンスの隙間からプールを覗いて撮影したり、突風でスカートが捲れ上がった瞬間を撮影するなど言い逃れできないものもある。 一応、撮影するかどうかの選択肢は事前に出され、撮影後の主人公は「後で消しておこう」とモノローグで語るのだが、消さなくてもペナルティはない。 自由度が高いということは、それだけやれることや覚えることが多いということでもあり、複雑な内容でもあるということでもある。 表情指定の種類、ポーズの違い、カラーレンズ、背景と時間帯の組み合わせなどなど、細かく変更できる要素が多数。 組み合わせはそれこそ無限大に考えられるが、本当に好みの動画を撮ろうとして真剣に考えると、一筋縄ではいかない内容である。 シナリオ面 ヒロインの好みによって好き嫌いが分かれる部分は当然あるが、それ以外にもツッコミどころが無いわけではない。 前作の主人公はメインヒロインとの過去の設定などもあり、自分に自信が持てないなどの設定が用意されるなど人間的な弱みもあったのだが、本作主人公にそういう要素はない。基本的にややスケベながら真剣にヒロインと向き合える善良な人間ではあるものの、やや薄味な印象を受ける。 全体で見れば数はそこまで多くはないが、主人公の真剣な発言(*3)に向かって防犯ブザーを本当に鳴らしてしまう凛世や、ヒロインに誘われて女子寮の大浴場に入ってしまう主人公など、倫理的に危険な描写が度々見られる。 前作と比較しても、性的な描写がやや露骨になっている傾向が強い。 前作ではギリギリ中身まで見えなかった(見えてもジャージなどだった)神風(*4)イベントは、本作ではほとんどのヒロインできっちりスカートの中身が見える(録画も可能)ものになっている。 まひろのあるストーリーイベントでは、主人公にスカートの下の体操服を見せようとして実は体操服を着ていなかったため下着を見せてしまう、というイベントがあり、普通に下着を丸出しにする(こちらも録画可能)。 前作同様、涙イベントのメリットは皆無、そして相変わらず振られたヒロインから主人公に浴びせられる言葉が厳しい内容。 問題点 バージョン分割に伴う弊害 シリーズ初の試みとなるバージョン分割であるが、単品で見たときにはフルプライスとしては恋愛シミュレーション部分のボリュームがどうしても物足りない。 前作は携帯機の恋愛シミュレーションとして破格のボリュームだったこともあるが、本作はヒロイン6人で隠しヒロインなし(*5)、各ヒロイン一本道のシナリオと、昨今の恋愛SLGとしては単品でのボリュームは少ない。 シナリオは一人につき、長く見ても5時間程度で、20時間から30時間ほどの間でヒロインの攻略とイベントの回収は片付いてしまう。 イベント発生フラグの仕様変更や、下校デート廃止も、ボリュームが薄まった印象に拍車をかけている。 本作においては、攻略後のフリーレコセッションという楽しみが恋愛SLGと並ぶ主題でもあるので、本編だけの所要時間でボリュームを語るのは難しいが、単純に恋愛SLGとだけ見ると厳しい。 前作との比較、という面は問題があるように思われるが、公式でも「両バージョン合計で前作比1.5倍のイベントシーン」というプロモーションを行っていた(*6)ので、どうしても避けては通れない。 本編の撮影ポイントの累積は、バージョンで共有される。これにより両方のバージョンをインストールしていれば、共通でスキルなどの隠し要素を使えるのだが、フリーレコセッションの要素や部活ミッションは共有されない。 要するに、BO版で美宇を攻略していてもGB版で美宇のフリーレコセッションは解放されないので、GB版で撮影したければ当然GB版の美宇を攻略する必要がある。 攻略対象以外のヒロインはフリーレコセッションのポイント累積で解放されるが、別個管理なのでバージョンごとに同じだけのポイントを獲得しなければ解放されない。 アクションシーンは両バージョン共通なのだが、解放フラグが別個管理なので、同じアクションを入手するためにそれぞれのバージョンでミッションを攻略する必要がある。 バージョンごとの違いも、メインシナリオ以外だとややわかりにくい。 ポーズが全部違うのは上に述べたが、細かい違いの上に動画撮影の都合から静止ポーズよりもアクションを撮影する方が楽しいことが多く、あまり違いに気づきにくい。 しかし、逆に細かい違いを理解した上で撮影しようとすると、バージョン分割は面倒な仕様である。 ポーズの種類も各ヒロインに16種、全撮影対象で計160種あり、それをバージョンごとに分けて覚えるのははっきり言って無茶で、あまり細かく考えない人も多いだろう。 前述通り、バージョン専用の衣装も存在するのだが、つまりBO版のポーズをGB版専用衣装で撮影はできないということでもある。 専用衣装の存在から、撮りたい被写体の専用衣装があるときにいちいち違うバージョンを起動することになる、ということもある。 特にVitaカードの都合からパッケージ版では差し替えが面倒で、特典目的でパッケージ版を購入しながら、その手間を省くためダウンロード版も買ったという人も。 なお、バージョン分割という手法については、発売前から一定の理解を示すファンもいた。 と言うのも、前作ではVitaのメモリとゲーム容量の都合からゲーム中の音声の質が悪くなったなどの問題が生じており、このことから「次回作がこれ以上の内容になるなら、どこかに影響が出ることはやむを得ない」と覚悟している人もいたため。 実際のところ、本作はDL版の容量が片方のバージョンだけで前作の倍以上に至るほどになっており、両バージョンを一枚のVitaカードに収めるのは難しいのではないかという意見は発売後も根強い。 また、昨今のゲーム業界の開発高コスト化などの事情を鑑みても、資金回収のためにこういった商法をとることへの理解をする声も少なくなかった。 とはいえ、「手法をとることへの理解はできる」ことと「実際に無視できない問題が生じる」こととは別問題である。 2本フルプライスで購入すれば、税込みで15000円を超える価格となり、そこに後述するようにDLCが追加となると、ユーザーへの負担は重くのしかかるのは事実である。 また、音声関連の問題についても「音声だけ別に高音質のものをDLするようにすれば、Vitaカードでも負担を減らせるのではないか」という意見も出ている。 いずれにせよ、前作を踏まえて擁護する側がいたことは事実であるが、現実的な問題点は無視できないという他無いだろう。 高額かつ、数の多いDLC 発売後、フリーレコセッション用の衣装やアクセサリ、アクションシーンなどのDLC配信が行われているが、どれもこれも異常に高い。 具体例を挙げると、最初に配信された衣装である「カラーサマードレス」はヒロイン一人につき150円(税別)。全員分セットだとやや割引になるが、それでも税込1,425円。 発売直後はさらに割引価格(セットで税別925円、税込999円)にされているものの、期間を過ぎればごらんのとおりであるし、割引価格でもとてもリーズナブルと言える価格ではない。 同種の衣装を「ホワイト」「ヒロインのパーソナルカラーに合わせたカラーリング」のように二種類販売しており、それぞれが別個に価格をつけて売られている。 配信されている衣装は全部で22種類(合計税込32,350円)。全部割引価格で購入しても税込21,978円で、本編両バージョン合わせた値段を軽々と超えてしまう。 一応、片方のバージョンで購入すればもう片方にも適用できるのだが、焼け石に水である。 ホワイトチョーカーなどのアクセサリやアクションシーンは流石に全ヒロイン共通であるが、これも一律税別300円で、やはり高め。 そして有料DLCで追加される、ヒロインの攻略ルート。 こちらは一人につき税別350円と、単純に値段だけの話でいえば、シナリオの分量を加味すれば高いというほどの値段ではないだろうと思われる。 しかし、上に述べた通り、フルプライスの作品としては本編ボリュームが薄い本作において、追加ヒロインが有料という事実自体に反発の声もある。 これもまた前作と比較してしまうが、本作には当初からの攻略対象以外の隠しヒロインが一切存在しない(前作ではデフォルト6人に3人の隠しヒロインだった)ため、前作に追い付くだけの量を得るのに課金が必要、という印象にもなってしまっている。 また、時間割表では部活後輩組二人の追加前から行動自体が示されないのに高校一年生の欄だけはあった(*7)ので、当初から攻略対象として追加されることが既定の路線としか思えないのも問題である。 五十鈴心美だけは税別300円とやや安値にされているが、イベントの一部が変更されているだけで大筋は両バージョン共通の内容であり、あまり安値という感じはしない。 DLC衣装の全ヒロインセットは、2017年2月24日配信分までは各ヒロインごとのデータを一斉にDLする仕様であり、一つのデータにまとめられたものになっていない。 つまり購入すると美宇対応データとマリア対応データと莉子対応データと…といった感じで、いくつもデータをDLすることになる(しかも両バージョン分)。一つセットを購入すればそれだけで20ものデータをDLすることになる。 Vitaの仕様上、インストールされないDLデータが一定数になると、負荷軽減のためDLが中止されてしまう。本作の衣装セットを一度に二つ購入すれば、それだけで上限に達し、途中でDLが失敗する。Vita本体への負荷もかかるので、推奨できない。 このため、一つ購入したら一度ゲームを起動してインストールし、一旦終了してから次を購入……となるため、面倒。 各企業のロゴが表示された後、タイトルが表示される前にDLCのチェック時間が入るのだが、当然ながらDLCを購入すればするほど長くなり、なかなか始められなくなる。 DLC自体は、購入しなくてもゲームの進行に支障をきたすことはない。衣装はあくまでフリーレコセッションの拡張であり、攻略ルート追加ヒロインも、フリーレコセッションでは無課金で撮影可能である。 しかし、DLCとして配信されるものはゲーム中にはめったに出ないカジュアルな衣装やサンタ服などの季節ものコスプレ衣装など、衣装とセットのアクセサリも含めて魅力的な物がそろっている。 アクションも、追加された分を購入すればその分だけ撮影の自由度はさらに増し、動画撮影に幅が出るのは間違いないものである。 攻略ルート追加ヒロインも、ルート攻略で新規衣装が解放される仕様になっているので、フリーレコセッションに影響がないわけではない。(*8) このように内容自体は魅力があるものなのに、価格が簡単に手を伸ばせるようなものではないことは非常に惜しい話である。 動画の編集・共有について ゲーム中の動画をMP4に変換することができるが、それを公開したり編集するとなると、どうしてもVitaだけでは力不足である。 公式ではtwitterに動画を投稿できるのが一つの売りのように書かれているが、今のところVitaで公式にサポートされているアプリに、twitter上に動画投稿できるアプリは存在しない。 twitterに文章や画像を投稿できるアプリはあるものの、動画投稿についてはフォローされていない。 Vitaのメールアプリでは、画像は添付できるが動画の添付は不可。よってスマートフォンなどにメールで動画を送り、そちらのアプリから動画投稿、ということもできない。 また、Vitaだけで動画を編集できるアプリも現状存在しない。Vitaのスペックを考えても、とても難しいだろう。 つまりはゲーム内の機能以上の複雑な編集、及び外部との共有などを行おうとすると、どうしてもPCなどを介さなければならず、相応の技術も必要になる。 要するに、公式で提示されているコンセプトや魅力を最大限発揮するには、 現行の最新携帯機であるVitaでさえスペックが追い付いていない 、という話なのである。 ゲーム内アルバムに保存できる動画の数は128本までと、決して多いとは言えない。 古い動画はMP4に変換し削除する、という作業がどこかで必要になってくるが、変換後のMP4動画の扱いにも困ってくる。 当然、メモリ―カードも動画で埋められていくので、やはりPCなどの外部機器は必要になる。 その他の問題 ゲーム内で行われるテスト、作品世界観の一つとして組み込まれており、前作の問題の一つ「土曜日の行動が一切ない」という部分を解消しているのだが、はっきり言って足枷。 成績を落として補習を食らえば、その分行動が制限されるので、回避をするために隙を見て部室に通わねばならないのが面倒。 イベントも時間経過演出や登下校の演出など、メッセージスキップを行っても飛ばせない演出が入るので、テンポが非常に悪い。 また勉強について、本来一番勉強すべき時間帯と場所である自室に「勉強」の選択肢がないことも、ツッコミの対象となる。 せめて、浴場広間への移動の代わりに勉強できる、とかにすれば多少マシだったのだが。 補足すると、放課後の部室での勉強は他の時間帯よりも成績が上がりやすく設定されている。ただしヒロインの部活関連のストーリーイベントや街でのイベントなど、放課後はイベントが集中しやすい時間帯でもある。 基本的に充実しているヒント機能だが、細かい抜けが見られる。 動画撮影の際、三脚を使うことでジャイロモードの視点開始位置をリセットできるなど、便利な仕様もあるのに説明されていないなど。 音楽関連の仕様 全体的に良質だが、サウンドテストの類がない。前作にはあったのだが…。 アップデートにより、動画のBGMを変更出来るようになったことで、そちらで擬似的にサウンドテストを行えるようになった(曲タイトルを確認しながらBGMのプレビューが可能)が、いちいち動画編集画面を出さなければならない。また、各ヒロインEDテーマを聞くこと・動画に使うことはできない(*9)。 動画BGMは、録画開始時点の部分から再生されるようになっている。 MP4出力の際は、オプションのBGMの音量を消したり、動画BGM変更で音楽を消す・変えることは可能。しかし、BGM変更機能はBGMの開始点を選んだり、BGMを一部カットするような編集はできない。 動画時間は機能拡張後も最大30秒で変わらないので、殆どのBGMがサビに到達する前に動画が終わってしまう。サビだけ流す、という編集は不可。 カメラ操作はジャイロ一択に近いぐらい、ファインダーモードが扱いにくい。 ジャイロ操作で出来ることをボタンで実現するために、パースとバンクの切り替えをセレクトボタンで行うなどの仕様になっており、とっさに動くのが難しい。 前作にあったカメラのタッチモードが、本作には存在しない。尤も、ジャイロ・ファインダー両モードとも、タッチ操作で色々なことができる仕様であるが。 バグや不具合が結構多い。 フラグ管理が上手く行われておらず、同じイベントが何度も発生してしまう、ヒロインのイベント後に好感度が上昇しないなど。 進行不能になる類はアップデートである程度解消されているが、細かい部分はまだまだ目につく。 DLCでもバグやミスが多いので、スタッフのデバッグの甘さに対する疑問の声や、公式ページ上に載せられている2月までのロードマップに無理に合わせようとして、不具合を修正する余裕がないまま公開しているのではないかという指摘もあった。後述の事情から、開発元に余裕がなかったという見解がほぼ確実になっているが…。 例示したバグはアップデートにより本編の方で解消後、DLCの追加ヒロインで発生した(現在は修正済み)。 悠子ストーリーイベント(現在は修正済み)やBO版真奈のフリーイベントでは背景が正しく表示されず、異様な光景になるという再現度100%の不具合がある(*10)。 GB版結菜のイベント設定のミスやGB版心美シナリオの台詞のミスなど、バグ以外の細かいミスも散見されている。 非常に大きい推奨容量 前作同様、空き容量4GB以上を推奨としているのだが、これは片方のバージョンにつきである。 データ管理のための容量もそうだが、ゲーム本体の容量もデカい。 DL版でかつDLCの導入を考えるのであれば、片方のバージョンだけで平然と4GBを食いつぶすだけの容量がある。まして両方のバージョンをと考えると…。 今のご時世、64GBのメモリーカードも普通に流通しているとはいえ、他のゲームなどで圧迫していることも多いと思われるので、購入の際には注意。 総評 写真撮影を題材にした前作から、今度は動画撮影を主題として多くの要素を盛り込んできた意欲作。 恋愛シミュレーションとしては(細かい不備やバグはあるが)致命的な破綻と言うほどのものはなく、水準以上の出来。 また作品の主題としている動画撮影にしても、前作の写真撮影機能から大幅な発展を遂げており、非常に高い自由度と完成度を持つことに間違いはない。 何よりも携帯機をカメラに見立てる感覚でヒロインの動画を撮影し、撮影した動画をネット上に共有できるという部分は、本作独自の魅力と言えるだろう。 スタッフの目指したコンセプトについては、一定以上の完成度と作り込みを見せており、その点では単なる凡作に留まらない魅力を秘めたゲームである。 しかしながら、バージョン分割フルプライスという販売形態、そして高額なDLCの存在が、本作最大のネックである。 前作の顛末からバージョン分割に対する理解を示すファンも一定数いたとはいえ、やはり現実的に金銭面の負担が大きいという事情は、遊ぶ方から見れば厳しいものである。 金銭面を抜きにしても、バージョン分割による煩雑さや単品でのボリューム不足などの問題点はどうしても目につく部分であり、その点でどうしても評価を落とさざるを得ない。 また、公式で売りにしている要素を最大限生かそうとすると、どうしてもPCなどの外部機器が必要となり、Vitaだけでは力不足という問題も上がっている。 総合すると、決して出来は悪くなく、良作になれるだけのポテンシャルを十分に秘めていたのだが……ユーザーとハードに要求する量が多すぎた。 余談 発売の前日にBO版の体験版が配信。最初の一週間だけプレイ可能で、好感度等の情報を本編に引き継げるが、実はこの引き継ぎはとんでもない地雷。 プロローグは存在しない上、最初の週のテストは成績優秀状態で週末を迎えても0点で通過した扱いにされる。合格した扱いになるので補習は受けないがゲーム上は不合格扱いなのか、以降のイベントでは最初のテストがなかったかのように進む。 この仕様により、全テストを成績優秀で突破するトロフィーはこのデータでは獲得不可能。 動画データは引き継げるが、機能拡張なしで最初の週で撮影できる程度では動画ポイント的にも大したものにはならないことが多く、好感度も最初の週で上げられる程度ならいっそ本編をプロローグから見た方がよい。 遊ぶならデータの引継ぎは考えず、せいぜいゲーム自体の雰囲気を何となく掴むため、程度の感覚でやることをお勧めする。 プレイヤーからのバージョンごとの略称は「BO」「GB」の他、単に「青」「金」と色だけで呼ばれることが多いが、GB版を指して『Gレコ』と呼ぶというジョークがある(合わせてBO版を『Bレコ』と呼ぶ場合も)。 『Gレコ』はアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』の通称・略称であるが、このアニメのメインヒロインの声を担当するのが嶋村侑で、主人公の名前がベルリで二人は姉弟であるため、発売前からこじつけられてネタにされていた。 発売後のプロモーション展開など 『キミキス』以降、シリーズ恒例となった複数の作者と雑誌に渡るコミカライズは、本作では行われなかった。 2017年1月、「どっちも遊んでねキャンペーン」と称して、前作『フォトカノkiss』のPSPlusフリープレイと同時にDL版各バージョン1,980円(税込)で販売(2/7まで)。 上記の通り、ボリュームに対する値段のつり合いが取れないという意見が多いものの、発売から3か月もしないうちに3分の1以下の値段になってしまうという状況は物議を醸した。 とは言え、DLCを抜きにしても両方合わせて4,000円弱でこのボリュームは破格と言ってよい内容であるため、新規参入の間口を広げる意味では有効と評価する声もあった。 しかしその後、同年3月3日から31日まで「どっちも遊んでねキャンペーン2」が行われることになり、ほとんど間隔を開けない立て続けのセールには流石に憤る声も多く出ている。 2016年10月20日から、音泉にて『ラジオレコラヴ!~ドキドキアップロード♪~』のタイトルでwebラジオが開始。隔週木曜更新で、2017年3月23日まで全12回を配信。 パーソナリティは井口裕香、加隈亜衣、石川由依の三人。第7回はマリアーナ役の嶋村侑が、第10回は心美役の小見川千明がゲストで参加した。 声優に対するお便りの他、視聴者が投稿した動画を紹介するコーナーも存在し、DLC衣装やアクションの紹介としてプロデューサーが撮影した動画も紹介されていた。 2017年3月より「ギャルゲーの楽しみ方講座」として、本作を題材にフリーライターのマフィア梶田がギャルゲーの遊び方をレクチャーするという内容の動画が公開されている。 「ギャルゲーの楽しみ方」と銘打っているが、実質は本作専用の紹介動画。基礎編では本編の遊び方を、実践編では動画撮影(フリーレコセッション)について解説してくれる。 2017年3月21日に、本作の開発元であるディンゴが営業を停止し破産手続に入った(倒産した)ことが判明。コンシューマゲームとしては本作が遺作となった(*11)。 原因は家庭用ゲーム市場の縮小傾向による業績悪化と報じられており、本作のセールスが直接的な原因と断じられるものではないが、本作の発売延期や不具合の数々、(特に3月に入ってからの)セールスや広報の展開の疑問点など、この顛末で納得したという人もある程度出ることに。 DLC自体は倒産発表前に発売されたもので最後になると発表されており、またプロデューサーの杉山イチロウが「『フォトカノ』『レコラヴ』ともに著作権はKADOKAWAにある」「主要スタッフとは連絡が取れている」ことをtwitter上で発表、将来に対する意欲も示している。 2017年10月26日に、杉山氏主導の角川ゲームスの新ブランド『Sweet One』が発表。2019年3月14日には同ブランドから写真・動画撮影を題材とした新作『LoveR』が発売された。
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曲名 アーティスト フォルダ 難易度 BPM NOTES/FREEZE(SHOCK) GOLDEN SKY SMiLE.dk SuperNOVA 激8 135 248/3 譜面 http //eba502.web.fc2.com/fumen/ddr/sn1/golden_s_4m.html 動画 http //www.youtube.com/watch?v=an8IsmqL97I (x3.0,VIVID) 解説 AC版DDR2014ではプレイできなくなりました。 稼働してから約1年経った14/2/27 5 00に削除された。 ほぼ音合わせ譜面で16分が無い。回転を駆使すれば交互に踏める。 名前 コメント コメント(感想など) 最新の10件を表示しています。コメント過去ログ 2/27 AM5 00よりプレイできなくなるとのこと。長い間削除されずお疲れ様でした。 - 名無しさん 2014-02-24 22 23 18 削除いやだー!!踏み始め最初の一曲に必ず選んでたのに・・ - 名無しさん 2014-02-25 23 16 04 名前
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The Wine Lover Cooks With Wine Great Recipes for the Essential Ingredient Chronicle BooksSid GoldsteinPaul Moore From the Earth to the Table John Ash's Wine Country Cuisine E P Dutton?John Ash?Sid Goldstein From the Earth to the Table John Ash's Wine Country Cuisine Chronicle BooksJohn Ash?Sid Goldstein The Wine Lover's Cookbook Great Recipes for the Perfect Glass of Wine Chronicle BooksSid Goldstein American Game Cooking A Contemporary Guide to Preparing Farm-Raised Game Birds and Meats Aris Books?John Ash?Sid Goldstein American Game Cooking A Contemporary Guide to Preparing Farm-Raised Game Birds and Meats Perseus Books?John Ash?Sid Goldstein
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《Soldevi Golem》(カード) #whisper 頭でっかちなアーティファクト・クリーチャー。 アーティファクト・クリーチャーとしては、マナ・コストの割に破格のパワーを持っているが、相手クリーチャー1体をアンタップさせないとこれもアンタップしない、というデメリットを持つ。 マナ・コストとパワー/タフネスが、当時『強すぎ』と評価されていた巨大戦車/Juggernautと同じため、バランス調整版巨大戦車と考えられていた。 相手に『タップ状態のクリーチャー』が居ないとまったく役立たず。 アンタップできたとしても、結果的に相手にもブロックに使えるクリーチャーが生まれるため、相手がよほど大切にしているクリーチャーでないかぎり、チャンプブロックされて以上・・・となるので、単体では使いづらい。 複数のクリーチャーと並ぶと、それなりに脅威ではあった。 参考 カード個別評価:アイスエイジブロック Soldevi Golem(ストーリー) カチャ、カチャと金属音を鳴らす、オーガサイズのソルデヴ製ゴーレム。 キイェルドーの戦い/The Battle of Kjeldorでは、アーカム・ダグソンら機械技師の部隊が実戦投入する。兄弟戦争時代の伝説のヨーティアの兵/Yotian Soldierにもひけは取らないと機械技師たちは請け負うのだが、蒸気機関の熱で周囲の雪を溶かすものの、出来たぬかるみにはまってしまう。アーカムらはソリを使ってゴーレムを運び問題を解決する。双方のカードの特性を活かしたシーンである。 ストロームガルドの暗殺者には、腕に鉄球を装備したゴーレムを所有する者もいる。これは戦場跡から回収または機械技師から盗まれたソルデヴ製ゴーレムと思われる。 参考 アイスエイジ ソルデヴ/Soldev アーカム・ダグソン/Arcum Dagsson The Mirror of Yesterday(The Colors of Magicの短編) The Eternal Ice(小説) 背景世界/ストーリー用語
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概要 通称 クレイゴーレム, 粘土ゴーレム 生息地 Shame 関連生物 golem 名声 4000 カルマ -4500 戦利品 483 gold 解体 - アビリティ 特効 テイム可能値 - バード難度 160 ステータス ステータス HP スタミナ マナ STR DEX INT 最小 718 113 102 344 113 102 最大 833 153 148 578 153 148 抵抗 抵抗 物 炎 冷 毒 エ 最小 45 51 45 99 35 最大 54 60 55 99 45 ダメージ DMG 物 炎 冷 毒 エ 13-24(xx-xx) 100 スキル スキル 格闘 戦術 耐性 解剖学 毒 魔法 評価 瞑想 最小 80.1 89.8 150.4 0 - - - - 最大 118.5 119.3 180.5 0 - - - - コメント 名前 コメント
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日記/2014年01月12日(SUN)/遊戯王OCG 『GOLD SERIES 2014』を開封した結果 2014-01-12 今年は動画で!! なお、風邪ひきながら開封しております。。 【遊戯王】神が欲しくて『ゴールドシリーズ2014』を一気に開ける様。 名前 コメント ◇◆前へ/次へ/目次へ